![]()
![]()


2012年1月27日(金曜日)
FOMC を受けたドル安
日本時間,昨日の未明に発表された FOMC の結果によりドル安が進んだ。現在の金利水準を2014年遅くまで据え置くというもので、従来の「2013年の半ば」から約1年半もの間、時間軸を延長させるというもの。実際のところ,現在から2年以上の将来についてコミットするのも意外な感じがする。バーナンキ議長は,最近の為替市場におけるドルの回復ぶりを歓迎していない様にも思える。
通貨安戦争は終わっていない。
2012年1 月26日(木曜日)
日本,31年ぶりの貿易赤字を材料に円売り
日本の2011年の貿易収支が、2兆4927億円と速報ベースで、1980年以来31年ぶりの赤字となったことを材料に、円売りが進んだ。ドル円は77円61銭を安値に78円20 銭台までのドル高となった。クロス円でも,ユーロ円が101円台に乗せる等、全般的に円安傾向が顕著となった。
早朝に発表された、米国FOMCでは、2014年後半まで、現在の異例の低金利が継続されるとの、低金利の長期化が示され、77円70銭台までのドルが売られて帰ってきた。
2012年1月25日(水曜日)
FOMC待ち、ドル金利がドルを支える
昨日の市場は,堅調なドル金利に支えられたドル高基調が目立った。ドル円は100日 MA である77円19銭を上抜けてくると77円85銭付近までのドル買いが入る展開。個人的には目安としていた77円40銭を抜けてきたことで、当面は78円50銭を目指す動きとなりうると思っている。中長期的には、80円台に突入してくるのではないか?本日発表の日本の貿易収支で、2011年が赤字に転落するだろう。このあたりの影響がどう出てくるのか、注目したい。FOMCにも、今回から発表される金利先行き見通しが、市場の注目を引くだろう。
2012年1月24日(火曜日)
ギリシャの民間債務協議に注目
週末までには決着がつくとみられていたギリシャ政府と民間債権者の代表であるIIF(国際金融協会)との交渉に市場の目が注がれた。アジア時間では、未だ合意がなされておらず、ユーロ売りが先行した。ユーロドルは、1.2930台に始まり、一時は1.2855付近まで売られる場面も見られた。海外時間では、ギリシャ問題に楽観的な見方が広がり、ユーロドルは3週間ぶりとなる1.3053付近まで上昇、今朝は1.3020台。ユーロ円も100円30銭台での取引となっている。
2012年1月23日(月曜日)
ユーロキャリーは短命?
ユーロを利用したキャリー取引が行われているとの観測がある。ユーロとAUDの政策金利は,1% vs 4.25%で約3%の金利差がある。この金利差を利用したユーロ売り・AUD買いが行われているようである。しかしこのユーロキャリーは長続きしないだろう。今月上旬には1.2620台まで下落したユーロドルであるが、先週は一時1.30が見込める1.2985付近まで上昇する場面もあった。今朝は1.29を下抜けてきた。ユーロは一時的には,天井を打ったのではないか?
2012年1月20日(金曜日)
ユーロ圏の不安が後退
昨日行われたスペイン国債入札が順調に消化されたことで、ユーロに対する不安が後退した。3年債、7年債及び10年債の入札が行われたが,調達目標45億ユーロに対し、66億ユーロを調達。応札倍率は2.0倍〜3.2倍。10年債では30億ユーロを調達、利回りは5.4031%で、前回12月の5.545%を下回った。
ドル円は77円10銭台、一時は77円32銭付近まで上昇。ユーロ円も100円台、AUD円は80円台ミドルまで上昇してきた。
2012年1月19日 (木曜日)
今はイタリアよりもギリシャの行方
国債金融協会とギリシャ当局が、今週末までにもギリシャの債務交換協定に進展する期待が出てきた。ユーロ買いを積極化する動きが見られている。ユーロショートが膨らんでおり、最近のユーロの復調を見ながら、ポジション調整のユーロ買いを入れてくる参加者も多いようだ。今朝は、ユーロドルが1.2860台、ユーロ円は98円80銭付近まで上昇してきている。
2012年1月18日 (水曜日)
ユーロの反発も失速
英国FT紙が、観測記事として、日本政府によるユーロ買い介入の可能性を報じたことを契機に、ユーロ買いが活発となった。
ユーロドルは、1.2648を安値に、一時は1.28を付ける場面もあった。今朝は1.27台前半まで落とされてきている。ユーロ高は長続きしない。1月10日現在のシカゴ筋のユーロショートは、155千枚と前週の139千枚比、高止まりしており、ユーロにショートカバーが入ってきても不思議はない。しかし、どこかで売り場探しとなりそうな感じを持っている。
2012年1月17日(火曜日)
本末転倒、欧州の金融機関対策
NY はキング牧師の誕生日で休場。市場は依然として、ユーロ圏のネガティブな要因に大きな注目が集まっている。どうして民間の一格付会社の評価がこれ程までに世界の金融界を揺るがす大きな要因になるのか、理解に苦しむ。ユーロ圏債務国及び金融機関の置かれた環境を考えると、ユーロ圏の苦境は続きそうだ。
2012年1月16日(月曜日)
欧州9各国の格下げより、ギリシャが心配
S&Pが欧州9か国の格下げを発表してきた。ユーロドルは1.2624と1年5ヶ月ぶりの安値、ユーロ円も97円20銭まで売られ、11年ぶりの安値を更新した。格下げ発表後は、ユーロは若干戻す動きを示したが依然として頭の重い展開。ユーロの重さは今週も継続しそうだが、ユーロ売りは戻りを待って売りたい。
むしろ、ギリシャの 民間債権者との協議が中断、債務削減交渉が難航していることも、ユーロの重さの一因となった。ギリシャのデフォルト懸念が強まると、ユーロ売りに拍車をかける要因となりかねない。
格下げより、こちらの要因を懸念している。
2012年1月13日(金曜日)
好調なユーロ圏国債入札がユーロを支える
注目を集めていたスペイン及びイタリアの国債入札が順調に消化されたことで、ユーロ安に一服感が得てきた。ドラギECB総裁からも、ユーロ圏経済に一時的な安定の兆しが見えてきたとのコメントもユーロを下支えした。ユーロドルは1.27付近を安値に1.2840台にのせる動きも見られた。
2012年1月12日(木曜日)
ポンドの下落がユーロ安を誘発
英国11月の商品貿易収支が86.44億ポンドの赤字と予想の84億ポンドを上回って発表された。大きな要因ではないと思っていたが、ポンドドルが1.5400を下抜けてきた。昨日の高値は1.5489付近であったが、今朝は1.5320台。ポンドの下落に触発された欧州通貨売りが活発となり、ユーロドルにも、1.28のストップ狙いのユーロ買いから一転、1.2680台までの売りが入ってきた。折からのドル高で、ドル円も77円台を付けていたが、クロス円での円買いで。今朝のドル円は76円88~90銭付近まで下落。ドル円には、未だ77円台はドルを売りたい実需筋も多そうだ。
2012年1月11日(水曜日)
ユーロに底堅さ
フィッチ・レーティングスによる「フランスの格下げの可能性は、今年は低い」との報道からユーロドルが1.2810台まで反発した。しかし、返す刀で「イタリア格下げの可能性は相当高い」とのコメントで1.28割れ。市場のポジションはユーロショートが積み上がっており、買い戻しも入るが上値は限定的。さらに、アイルランドが追加の融資申請をするとのアイリッシュ・タイムズの報道で、ユーロドル1.2742まで下落する場面も見られた。今朝は1.2770台。
2012年1月10日(火曜日)
ユーロの小反発
依然として、ユーロに対するリスク回避意欲が強い。
先週末の米国雇用統計における非農業部門雇用者数が、予想(+15万人)を上回るプラス20万人となっても、市場は米国経済よりも欧州債務国問題を優先してリスク回避の円買いが優先された。ユーロドルは11年ぶりの1.2660台まで売られる場面もあった。アジア時間ではユーロが売り先行となったが,欧州時間ではアジア時間での下げ幅を埋める調整のユーロ買いも入ってきた。
全文及び「今日の一手」を参考になさりたい方は、下記を参照ください。
http://www.currencynavi.com
2012年1月6日(金曜日)
米経済指標がドルを支える
ユーロ圏の危機が再燃しており、ユーロが激しく売られている。一方、米国から発表された経済指標は、軒並み好調な数字を示し、ドルを支えている。ドル円は、アジア時間では76円台後半で膠着していたが、好調な米国の経済指標により、ようやく77円10〜20銭付近まで上がってきた。
2012年1月5日
リスクオンの動きは続かず
3日に発表された米国12月のISM製造業景況指数が好感され昨日はリスクオンからのスタートとなった。ISM指数は、53.9と11月の52.7及び予想の53.2をも上回って発表された。シドニー市場は、リスクオンのドル売りから始まり、AUDドルは1.0380台まで上昇したが、その後は伸び悩み、1.0300付近まで落とされた。NY時間には、原油、金価格が上昇、今朝はAUDも1.0370付近まで戻してきている。しかしユーロは1.2940台と低迷している。
ドル円は76円60−82銭でのレンジ取引に終始した。
2012年1月4日(水曜日)
リスク回避の巻き戻し
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
年初の海外市場では、中国12月のPMIが50.3と11月の49から改善。ドイツからは失業率の改善(6.9%→6.8%)が伝えられ、失業者数も減少してきた。NYダウも179ドルも上昇してきたことで、リスクオフ(回避)が優勢であった年末からの動きが巻き戻され、ユーロドルは1.30台ミドルまで上昇する動きとなった。
2011年12月30日(金曜日)
年末のレパトリ需要
在外の米国企業による本国送金(レパトリ)が年末まで尾を引いている。ユーロドルは今年1月以来の1.29割れ、1.2858までのユーロ売り・ドル買いが入ってきた。レパトリによるドル買いは、対ポンドでも見られ、ポンドドルは1.54を下抜け1.5360まで急落する場面も見られた。
ユーロ円も10年半ぶりとなる100円05銭まで売られる場面もあった。しかし、100円フラットにあるユーロの買いに、100円割れはまぬかれた。ドル円にも、ドル買いが入っているはずだが、ドル円はクロス円でのクロス通貨売り・円買いが優勢となり、今朝は77円60銭付近の安値付近での推移。
今年のレポートは本日で終了させていただきます。皆様よいお年をお迎えください。年明けは4日からレポートをお送りします。
2011年12月29日(木曜日)
年末の流動性不足、ユーロは急落
流動性が薄い典型的な年末の動き。アジア時間から欧州にかけては円買いが優勢で、ドル円は、77円90銭から同56銭までジリジリと円が買われる展開。日本筋の投信あたりがユーロ円での円買いを入れているように思える。ユーロ円は101円80銭台から100円70銭までの円高となっている。市場の関心はイタリアの国債入札で、本日も予定されており、注目材料となっている。
2011年12月28日(水曜日)
年末特有の市場―流動性優先
27日はクリスマスのボクシング・デイで、シドニー・ウェリントン・香港・ロンドン市場がお休み、例年通りの流動性に欠ける市場となった。日本の輸出筋から年末にかかる円買いの需要があったようで、ドル円は、円買いが優勢。78円03銭から77円80銭付近までの動きとなった。輸出企業にあっては、レートを先行するより、流動性を選ぶ方が先だろう。市場があるうちに、年末までの需要を消化しておくのは、この時期としては正しい選択といえる。
2011年12月27日(火曜日)
米国住宅関連指標に注目
ほとんどの主要市場がクリスマス休暇。取引は閑散。今朝も77円90銭台の動き。
米国住宅関連指数が、11月は、おおむね好調だ。住宅着工は+9.3%、新築住宅販売件数は+1.6%、中古住宅販売件数は+4.0%(前月比)といずれも改善してきている。本日のケースシラーが強いと米国経済のアキレス腱が解消の方向に向かっているとの解釈から、米経済を後押ししそうだ。
2011年12月26日(月曜日)
日本人だけが働く日
日本が休日で、海外の主要市場が開く場合は数々ある。しかし、日本の市場だけが開くのはクリスマスの今日だけ。(正確にはシンガポールも休日ではないが、参加者は、限られるだろう。)市場の動きも限定的と思われる。
2011年12月22日(木曜日)
ユーロ乱高下ーECB3年物資金供給で
ECBは、予定通り3年物資金を供給した。供給額は市場予想の2930億ユーロを上回る4890億ユーロとなった。ユーロドルは、一時は、1.32に迫る水準まで上昇したが、イタリアやスペインの国債利回りが上昇したことから、1.30台前半まで急落してきた。金融機関が、3年物資金を借入れ、金利の上昇しているユーロ圏の国債を購入するのではないかとの見方が、昨日は流れていた。しかし、実際には、そのような流れにはならず、スペインやイタリア国債の利回りは、上昇してしまった。
ドル円は、大きな動きではないが、着実にドル買いが入っている。
78円20銭から30銭のレジスタンスを超えてくると、200日 MA の79円を目立つ動きとなりそうだ。今朝は78銭10銭付近。
2011年12月21日(水曜日)
欧米の経済指標改善、リスクオンの動き
流動性の薄い師走のマーケット、何が起きても不思議ではないがユーロドルが一時1.31台にまで上昇してきた。今朝は1.3080台の動き。リスクオンの動きからNYダウは337ドルもの上昇を示して終了した。
―豪州中銀が利下げの可能性を排除したことから、AUDドルが、パリティを回復してきたこと、
―ドイツIFO景況指数が予想を上回ったこと。
―本日行われるECBによる3年もの資金の貸し出し資金が、欧州諸国の国債購入に向かうのではないかとの見方。
―米国11月の住宅着工件数が+9.3%と1年7か月ぶりの上昇を示したことなどが、要因となっている。
2011年12月20日(火曜日)
ドル高は来年も続くか
ドルが堅調に推移している。来年もドル相場の堅調さは、維持されそうだ。
このところ目立つ要因としては:―
1.経済指標の好転
2.ユーロの下落
3.新興国通貨の下落
4.年末要因からのドル資金需要が強いこと、などが挙げられる。
2011年12月19日(月曜日)
米国経済に明るさー来年に向けた牽引力をなるか
米国経済に明るさが出てきた。ユーロ圏の債務問題はいまだ燻ったままだが、一方、米国債に対する需要も活発化している。年明けに米国が世界をけん引する原動力となりうるのか注目している。
13日のFOMCにおいて、これまで「景気の下振れリスク」に言及していたが今回は、この文言を削除。今回は、金融市場のリスクにのみ言及した。FOMCのメンバーは、米国景気の先行きには楽観的であり、ユーロ圏の債務問題を注視する立場に立ったといえそうだ。
2011年2月16日(金)
スイス中銀発表でスイス買い・ドル売り
スイス中銀は政策金利をゼロ%で据え置きとしたが、ユーロスイスの為替レート目標を1.20に置くとの発表。市場ン一部は、1.25を予想していただけに、この発表により却ってスイスフラン高要因となってしまった。さらに米国経済指標が好調、特にNY連銀製造業景気指数は9.53と5月以来の伸びとなった。フィラデルフィア連銀景況指数も10.3と予想の5.0を大幅に上回ったことで、リスクオンのドル売りが優勢となる展開。
2011年12月15日(木)
米ドルへの安全資産買い優勢
原油価格の下落($94.89:マイナス$5.25)、金価格も1573ドルと前日比で58ドルもの値下がりを示した。米国国債へのシフトが進んでおり、10年債は1.90%と2%を割ってきた。為替市場では、ユーロドルが1月以来の1.30割れとなった。直接的には,イタリアの5年債入札で、平均利回りが6.47%と先月の6.29%を上回ったことがユーロユーロ売りの主因となった。一昨日の米国のFOMCでQE3に触れられなかったこと、さらには、米国経済状況は改善しつつあるとの認識が示されたことが、全般的なドル買いの要因となっている。
2011年12月14日(水)
ユーロ諸国の格下げ懸念継続
9日[金]のユーロ首脳会議における債務危機への対応策が、不十分とみなされ、S&Pに加えてムーディーズもユーロ圏諸国の格下げの可能性を見せ始めた。各国政策当局は格付け機関のコメントなど気にせずに、債務の改善、経済の立て直しにまい進すべきだろう。2007〜8年にかけて、サブプライムローンを担保としたMBSやRMBSに、格付け機関がトリプルAを付けたことで、サブプライム問題を大きくした。その逆が今のユーロ圏に起きている。
2011年12月10日
読者の皆様
出張の予定が変わり、12日に加えて、13日(火曜日)も市場レポート及び
今日の一手はお休みとさせていただきます。
なお、年末、年始は日本のカレンダー通り配信いたします。
香川彰男
2011年12月9日(金曜日)
ドラギ総裁、国債買い入れに慎重
ECB理事会とEU首脳会合の行方が注目された。首脳会合は、東京時間今朝の未明に開催、昨日はECB理事間の動きが注目された。
ECBは政策金利を0.25%下げ、1.00%と、2009年の最低金利水準に並ぶこととなった。さらに、新たな流動性供給措置として、36か月もの資金供給を行うとした。期間の長期化で、市場に安心感を与えることを狙った。この資金は、1年後に返済可能な選択権がついており、より柔軟な金融政策を目指した。
2011年12月8日(木曜日)
今日・明日の EU 首脳会議は最重要
いよいよ注目のユーロ圏首脳会議が、今日から2日間に渡って開かれる。週初に行われた独仏首脳会議で合意された EU 条約を見直し,財政規律を守れなかった赤字国には、罰則規定を設ける、財政赤字の上限を各国が憲法に盛り込む、といった内容が2日間のEUサミットで合意されるのか注目される。さらに、現在4400億ユーロの融資枠が設定されている EFSF に,新たに5000億ユーロの追加資金が加わるのかどうかも重点項目だ。
2011年12月7日(水曜日)
スイスフラン弱含み
スイス11月の消費者物価指数が,前月比マイナス0.5%と10月のマイナス0.1%から大きく低下した。さらに、スイス中銀が、 BIS にユーロ買い・スイスフラン売りの介入を要請したとの噂からスイスフランの売りが顕著となった。スイスフランは対ドルでも弱く NY 時間では、0.9290台まで弱含んだ。今朝のユーロスイスは1.24 15付近へ上昇しており、1.25を目指す動きとなりそうだ。
2011年12月6日(火曜日)
S & P による欧州格下げ報道が市場を壊す
ユーロドルは、1.34台ミドルで推移していた。しかし、ここで格付け機関の登場となった。S & P がドイツとフランスのトリプル A の見通しを「ネガティブ」とする用意との報道。さらには、ユーロ圏17か国の付けを引き下げる方向で見直すなど、 NY 時間後半には、1.33台後半まで売られて帰ってきた。今朝は午前7時現在、1.3400付近で推移している。ユーロ圏では、格付け機関に対する規制の導入が議論されており、早期に対応が必要となろう。
2011年12月5日(月曜日)
市場の正常化へ向けての動き
11月30日に発表された日米欧の6中銀によるドル資金の供給強化とドルスワップ金利の0.5%引き下げにより、市場には安堵感が漂った。
中国による金融政策の軸足が,引き締めから緩和へと変わってきたことも、市場の不安を後退させた。
7%を上回っていたイタリア国債も6.49%まで2週間ぶりの低水準となり、スペイン国債も5.57%と前日比0.09%もの利回りの低下を示した。今週は市場の正常化へ向けての動きが、どこまで進むのか注目したい。
2011年12月2日(金曜日)
ユーロ圏首脳による政策決定に力不足
11月30日に発表された日米欧6中銀によるドル資金の市場供給策は,概ね市場には好感された。ドル売り・ユーロ買いを中心にその他の通貨が、幅広く買われた。NYダウは、史上7番目の上昇を示した。しかし、昨日の市場は、気迷い気味で方向感ははっきりしない。
ギリシャに対する80億ユーロの支援策は、決定された。しかし、その他の懸案事項である、 EFSF の資金量の拡大(4400億ユーロ→1兆ユーロ)は決定されたのであろうが、何となくはっきりしない。さらに、資金調達手段についても、不透明な点が多い。
2011年12月1日(木曜日)
大きな国際協調の流れに期待
大きな国際協調の流れが出てきた。12月の市場の改善(株式市場・ユーロ圏国債利回りの低下・資源価格の落ち着き・極端な円高の是正・ユーロ圏におけるシステミック・リスクの防止、等)等)には大いに期待できると思っている。すでにNYダウは、490ドルも急騰して帰ってきた。
今日の注目は、午前10時の中国製造業 PMI で相当に弱そうだ。中国当局は、昨日、3年ぶりに預金準備率引き下げており、さらにAUD,ユーロをサポートしそうだ。
2011年11月30日(水曜日9
ドル円にドル買いの流れ
ドル円が78円30銭付近から77円60銭台まで売られたのは、欧州市場で、日経平均先物が下落基調にあったこと。さらには、日本からの輸出筋からの円買い・ドル売りも入りやすいレベルであった。ドル円の200時間 MA は77円21銭だが、77円60銭台で止められたのは、市場のセンチメントがドル買いの方向にきている。
本日は月末にかかるドル売りの需要もありそうだが、大きな波乱はないのではないか。
2011年11月29日(火曜日)
12月からの市場展開に期待したい。
公式発表ではないが、IMF によるイタリアへの支援報道がアジア市場のオープニングにながれてきた。ユーロドルは、先週末、1.3235付近で越週してきたが、今週は、上方に「窓」を開けて1.3290付近で寄り付いた。一時は、1.34直前まで上昇した.
IMF は、イタリア支援報道を否定した。しかしユーロドルは、1.33台を維持した。ユーロ圏株価の大幅上昇、NYダウも急騰しており、危機脱却の端緒となるのではないかという感じも出てきた。
2011年11月28日(月曜日)
ユーロ不安さらに深刻化
ユーロ圏への不安が収まらない。ユーロ売りドル買いが優先され、ドル円でも、ドル買いが優勢となっている。S&Pによるベルギーソブリン格付は AA+からAA 引き下げられた。対ユーロでのドル買いが,ドル円でもドル買い・円売りにつながり,週末のドル円は、77円80銭付近まで上昇した。今朝は77円60銭付近の推移となっている。
2011年11月25日(金曜日)
ドイツ国債の札割れが市場に重荷
ニューヨーク市場は感謝祭で為替・債券・株式市場とも休場。市場の目はユーロに注がれた。23日のドイツ国債の入札で札割れ(ふだわれ)が市場には大きなショックだったようだ。予定調達額60億ユーロのうち、落札額は、36億4400万ユーロと39%が売れ残り、残額はドイツ中銀が、引き受けたという悲惨な結果は、ユーロ圏債務危機や世界経済をめぐる懸念の高まりを物語っている。
ドル円には、大きな動きは見られなかったが、77円台を死守したことから、欧州後場では、ドル買いに意欲が見られた。
2011年11月24日(木曜日)
感謝祭を前に円売り
ユーロドルやAUDドルの弱さからドル買いが優勢となり、ドル円も77円台に上昇してきた。今朝は、77円30銭台まで上昇しており、今後もドルの堅調が見込まれると思っている。NY 時間では、77円58銭までのドル買いが入った。今週は、本日が感謝祭で米国市場が休場となる。長い週末を計画している参加者も多いのであろう。ドル円のポジション調整が起こるとしたら、「円買いポジションの是正」で円売りが優勢となりそうだ。
2011年11月22日(火曜日)
米国財政赤字削減策、合意断念の見込みーリスクオフの動き
ユーロ圏の債務懸念は根強い。一方,米国では、財政赤字削減策を協議している超党派委員会は、合意を断念する声明を発表する見通しとなったことから、リスクオフのドル買い・円買いが優勢となった。
ユーロ円は104円16銭→103円22銭(0.9%の円高)→103円90銭。AUD円は、77円13銭→75円83銭と、こちらは1.6%の円高となってきた。
ユーロとAUDの動きは、緊密に連動するのは、不思議に思っていた。本日は、ケーブルテレビ,日経 CNBC のデリバティブマーケットで夕方5時から、この話題を取上げて、お話しさせていただく。
2011年11月21日(月曜日)
ECBによる IMF への資金供給
18日に発表された,ECBによる IMF への資金供給策が好感された。IMFによるユーロ圏周辺国への支援資金をECBが供給しようとするもので、ユーロ買いが優勢となった。ユーロドルは、1.3550のストップロスを上抜けてくると,1.3614付近まで上昇する場面もあった。週末ポジションの調整もあったのだろう。その後は、1.3520台に下落して、越週してきたが、ECB・IMFの動きは、今週も要因となりそうだ。ECBの資金調達源にも疑問が残る。今朝のユーロドルは1.35付近から始まった。
スペインの総選挙が20日行われ、野党の国民党が勝利しそうだ。
2011年11月18日(金曜日)
ユーロ圏債務問題,フランス・スペインに飛び火
ユーロ圏債務問題がイタリアからフランス及びスペインに飛び火してきた。新政権誕生のイタリアは、これで問題解決というわけにはいかないが、ECBがイタリア国債を買い支えており、何とか大きな波乱は防げているようだ。イタリア10年債利回りが7.123%へと上昇、前週つけたユーロ導入後の最高値7.48%付近に迫っている。
2011年11月17日(木曜日)
ユーロの乱気流変わらず
イタリアの10年国債利回りが7%を下回ると、ユーロ買いが入り、ECBもイタリア国債を買い支えているようだ。
一方イタリア大手の金融機関ウニクレディトが,資金調達について、ECBと緊急会議との報道でユーロが売られるという展開。ユーロ円も104円39銭を高値に、103円40銭までの間で揺れ動いた。手元の資料では、2001年6月にユーロ円は、99円98銭と100円割れしたが、これは一瞬の出来事。本格的な100円割れは、2000年10月から12月の間で、今回100円割れとなると、11年ぶりの円高となる。この可能性は大きい。
2011年11月16日(水曜日)
ユーロ圏国債利回り上昇でユーロに嫌気
イタリアのモンティ首相が、組閣を今日にでも終了する見込みもあるが、財政再建には、時間がかかり、一抹の不安が残るとの見方が優勢。ECBによるイタリア国債の買い支えも限界的であることから、10年債利回りは、一時、7、07%をつけ, 今朝も7.05%で帰ってきた。ユーロドルは5週間ぶりの安値1.3495 まで売られる場面があった。ユーロ円も,10月10日以来、104円割れまでのユーロ売りが入る場面もあった。今朝は1.3530台及び104円30銭台にて推移している。
2011年11月15日(火曜日)
円とスイスフラン
日本の第3四半期 GDP が前期比年率でプラス6%と大きな伸びとなったが、大震災の影響を受けた第2四半期のマイナス2.1%からの回復であり、市場は織り込み済み。円買いの要因にはならなかったと思う。一方、対ユーロで最安値を1.20に設定したスイスフランは、発表前の9月5日比で,対ユーロで10%,対ドルで12%弱含んでいる。投機筋もスイス中銀のスイスフラン高防衛策には脱帽だ。徐々にスイスフラン安が進みそうだ。
2011年11月14日(月曜日)
新政権への期待―ユーロ買い、どこまで?
イタリアのベルルスコーニ首相は辞表を提出,経済学者であるモンディ元欧州委員の首相就任が、先ほど選任された。ギリシャにも前ECB副総裁の、パパデモス氏が新首相,大連立政権を樹立することになった。欧州重債務国の新たな政権運営への期待感が出てきた。市場は、この動きを好感、すでに、週末のNYダウは+259ドル高(+2.19%)で終了してきた。ユーロも好感され、11日のユーロドルは1.3577を安値に1.3794付近まで上昇、1.3750付近で帰ってきた。どこまでユーロが買われるか、或いは上値はすでに限定的なのか注目したい。どうも、売り機会のようにも映るのだが?
2011年11月11日(金曜日)
イタリア国債入札を終え、市場には安堵感
一昨日、7.4%付近まで上昇したイタリア10年債が、昨日は6.8%付近まで低下してきた。ECBによるイタリア及びスペイン国債の購入が行われたこと。イタリア国債1年物の入札が、予定額満額50億ユーロを調達できたこと。さらには、ECBが緊急会合を開くとの噂でユーロドルが1.3640台まで急回復したことが要因となった。但し、1年物国債の入札利回りは、6.087%と前回10月11日の3.57%を大幅に上回る利回りとなった。一応、満額は達成したが、果して満足できる結果なのかどうか疑問は残る。
2011年11月10日(木曜日)
イタリア発のリスクオフ
イタリア国債が7%台を上回ってくると、ものすごい勢いで利回りが上昇、一時は7.37%、終値は7.21%(+0.49%)まで上昇。持続的な債務の維持には難しいレベルとなってきた。今週初には、6.58%だったが、昨日は、すでに7.37%までの上昇となった。過去にアイルランドやポルトガル国債が、7%を上回ってきたところで、急速に利回り上昇をもたらし、ついには、 IMF の支援を仰ぐことになったレベルである。
2011年11月9日(水曜日)
通貨概況
ドル円:78円台割れには、日本当局からの外資系金融機関を使った覆面介入が入っているようだ。昨日のアジア時間では、78円10銭〜77円98銭と殆ど動きは見られなかった。覆面介入の可能性は、海外市場にも伝わっているものと思われ、介入警戒感はあるが単独介入への限界も出てきそうだ。昨日の海外市場では、ユーロ買いドル売りの流れで、ドル円も77円60銭付近まで下落した。介入頼りのドル買いは危険だが、下値も限定的だ。
ユーロドル、ユーロスイス、ポンドドルは本文を参照ください。
2011年11月8日(火曜日)
政府・日銀、覆面介入の観測
10月31日に政府・日銀が7兆円台に昇る史上最大規模の介入を行い、一時は、79円55銭付近までの上昇を示した。その後は、78円台を辛うじて維持している。どうも背後には、今月に入っても、円売り介入が入っているとの観測が強い。真偽の程は不明だが、値動きからして、政府は、78円台を維持したいらしい。
2011年11月7日(月曜日)
ギリシャからイタリアへ
早朝のニュースでは、ギリシャが連立政権樹立に向けて動き出した。未だ流動的ながら、短期的には、ギリシャを巡る不安は遠のいた。一方、イタリアは IMF の監視を要請した。年金制度改革等,経済改革に第三者の IMFやEU が、その進展を監視することになった。一応イタリアからの要請という報道になっているが、真偽の程は、時間の経過とともに明らかになるだろう。すでに10年物ドイツ国債(1.82%)とイタリア国債(6.33%)のスプレッドは日々拡大している
2011年11月4日 (金曜日)
ギリシャ情勢に揺れる
11月2日,ギリシャのパパンドレウ首相が、第2次ギリシャ支援の是非を問う国民投票を行う意向を示したことから、世界に動揺が走った。その後、野党の協力を条件に国民投票を撤回する動きが有力となり、市場に安堵感が出た。さらに、ECBが予想外の利下げに踏み切ったことも好感された。
NYダウは208ドルもの上昇、ドル円も78円台に乗せてきた。本日は、パパンドレウ首相の信任投票が予想されており、状況はまだ流動的だ。
2011年11月2日(水曜日)
変わるかドル安の流れ
一昨日の介入で、ドル円は、一時79円50銭台まで円安が進んだ。従来は、介入で円安に動いても、次の段階では、円買いが入りやすい動きだったが、今回は、円買いも入ったものの、限界的なように思える。円高の基調に変化が出てきたかもしれない。
ギリシャが、トロイカからの支援策受け入れを問う国民投票を計画していることで、もし否決された場合、デフォルトリスクが高まる懸念が浮上してきた。これは大きな要因になりそうだ。
2011年10月31日(月曜日)
介入催促相場
ドル円は、円の史上最高値を更新,75円67銭までの円高となった。今朝のオセアニア市場では、75円32銭付近までの円買いが、進んだようだ。安住財務相の「必要な時には、断固とした行動をとる。」との口癖にも新鮮味はない。 NHK 出身だけに、おしゃべりはお手の物だが、行動が伴わない。市場は「一度、介入してみてよ」と介入を催促するような催促相場になってきた。ここで介入しないと市場はだらだらと円高傾向を続けそうだ。市場にもメリハリというものがある。200時間 MA のある76円35銭あたりまで上昇させておいてから、次をどうするか市場に考えさせる「間」も必要だろう。
2011年10月28日(金曜日)
EU 首脳会議の結果、リスクオンの動き
昨日の EU 首脳会議の結果,大まかな合意が成立したことで、ユーロ買い・ドル売りをはじめとしたリスクオンの動きとなった。ユーロドルは、7週間ぶりに1.42台に上昇したが、ドル円は75円65銭と3営業日連続で円の最高値を更新した。今朝は76円手前までやや反発している。
2011年10月27日(木曜日)
円・連日の高値更新
ドル円が75円71銭と高値を更新してきた。安住財務相からは、相変わらずの決まり文句「必要な時には断固たる措置をとる。事務方には、絶えず準備を整えておくように指示」との決まり文句しか出てこない。財務省はいつでも介入に入れるように、言われなくても、準備しているに決まっている。「一体、いつ介入に入るのですか?」と聞きたい位、安住大臣は動かない。全ての政策課題が、現れては消え、一向に実行されないのが今の民主党のようだ。
昨日発表された米国新築住宅販売件数が前月比+5.7%と、今度は好調な数字が発表された。ドル円は、76円台にのせてきており、追い風を利用した介入には好機だろう。
2011年10月26日(水曜日)
ユーロ圏の足並みに不協和音に弱い米国指標
本日に予定されている EU 財務相会合は、キャンセル。 EU 首脳会議は、予定通り開かれるようだ。首脳会議の延期との噂も流れた。どうにもユーロの足並みがそろわない。本日の首脳会議に向けた草案に,メルケル首相が反対の立場を取っているとの事。ユーロドルは、1.3960を高値に1.3850付近まで売られた。今朝は1.3910付近。
米国8月の住宅価格指数は前月比−0.1%(予想は+0.2%)、10月の消費者信頼感指数は39.8と2年7ヶ月ぶりの低水準。さらに、10月のリッチモンド連銀製造業指数はマイナス6と予想のゼロを大幅に下回った。
これらの指標を受けドル円は、75円73銭と円の史上最高値を付けた。
2011年10月25日(火曜日)
通貨・アウトルック
26日の EU 首脳会合の好結果を先取り、リスクオンによるドル売りが先行して来た。市場は概ね好調,資源価格は原油・金が上昇してきた。ユーロドルは6週間ぶりのユーロ高、この動きは、円売りにも繋がり易い。
ドル円は、短期的には円売りが入りやすい。76円50銭を上抜けてくると、77円も見えてくるが、その前に200時間 MA の76円85銭が控えており、ここを抜けられるか。
2011年10月24日(月曜日)
お門違いの円高対策に失望感
政府は、21日に円高対策を発表するとのことであった.
市場は、政府・日銀による介入,或いは、スイス中銀を模倣した市場対策を期待していた。しかし、中身は、中小企業の資金繰り支援等「痛み止め」に重点(日経)を置いたものだった。業を煮やした投資家から、円買いが入るのも、やむを得ない。ドル円は、75円78銭と円の史上最高値を更新した。市場との対話を知らない政府・日銀による残念な動きだ。
市場との対話をないがしろにしている日本の通貨当局は円高対策についての考え方を、市場に対応した動きに変えなければならないだろう。財務大臣の「行き過ぎた投機的な動きには、断固たる措置」といった決まり文句は、聞きあきた。
2011年10月21日(金曜日)
EU 首脳会議を控え,不協和音に揺れる
23日(日曜日)に EU 首脳会合を控え、欧州時間前場では、バローゾ欧州議会委員長からは、楽観的な見通しが示されていた。しかし、独仏間の意見の相違は解決しておらず、このまま首脳会議を開いても、統一的な見解がでてくるのか半信半疑であった。結局、首脳会議は、23日と26日の2回に分けて、結論を引き出そうとの決着することで落ち着いた。
本日21日は,日本政府より「円高対策」発表される予定。米国の著名レポートも,日本政府の動きを先取りして、円売りを推奨したものと思われる
2011年10月20日(木曜日)
週末23日のEU 首脳会談を注視
ムーディーズはスペインの格付を AaからA1に2段階引き下げた。今の EU は、格付け機関がどのような評価を下そうが、マイナーな問題。週末23日の EU 首脳会議に向け、 EFSFのあり方が焦点となっている。
円は、中国勢よる76円〜77円50銭のダブル・ノータッチ・オプションに挟まれて、動きが取れない。21日には日本政府より円高対策が示されるとの見方もあるが、これで何か効果的な対策が出されるのか?
2011年10月19日(水曜日)
ユーロ不安、収まらず
ユーロ圏には、ネガティブな要因がでてきている。
ムーディーズが、フランスの格付をトリプル A から引き下げる方向で見ているようだ。欧州が信認されるとすれば、フランスとドイツがトリプル A を維持していることが重要な要因だ。ユーロ圏の大国であるフランスがトリプル A を失うと、 EFSFをはじめ,ユーロ圏立て直しの効果が半減しかねない。
市場23日のEU首脳会談の結果を待っている。会談は、日本時間では、22日(土曜日)の夕方5時から始まる予定.
2011年10月18日(火曜日)
ドイツ財務相発言がリスクオフを誘発
先週末は、ギリシャ問題が一息つき、リスクオンの動きとなった。昨日のユーロドルは、アジア時間では、1.39にあったストップを巻き込みながら、9月15日以来となる1.3914まで上昇する場面もあった。欧州時間に、ジョイブレ・ドイツ財務相の「23日のユーロ首脳会議では、ユーロ圏債務危機の最終的な解決策は提示されないだろう」との発言で、一転、リスクオフの動きとなった。
2011年10月17日(月曜日)
市場環境は改善するか
先週末、ドル円は77円台に載せてきた。背景には、日本が新たな円高対策を講じるとの一部報道が寄与している。一節にはスイスをまねて、ドル円のフロアを80円に設定するとの噂も出ている。そういえば最近、国会議員に同様の提言をしたことがある。今週の市場は、過度の円高不安が後退、円はじり安の展開となりそうだ。先週、上値を抑えられた77円50銭のオプションアを越えると、円安に弾みがつくのではないかと思っている。
2011年10月14日(金曜日)
欧州時間に市場センチメントが変化
アジア時間までは、リスクオンのセンチメントが続いていた。欧州時間になって、ユーロが売られ、株価も下落とリスクオフの展開となってきた。 EFSF の承認を否決したスロバキアも昨日、第2回目の投票で承認した。これで、ギリシャへの80億ユーロの信用供与も11月の上旬には、実行される予定となった。しかしながら、現在のユーロ圏の焦点は、銀行の資本金の積み増しとギリシャ国債を持つ民間の負担(ヘアーカット)割合にある。
2011年10月13日(木曜日)
ユーロ急伸
スロバキアは、第1回目の議会投票で EFSF の承認を否決したが、再投票により14日には、可決される可能性が高い。
ユーロ買いが活発となった。
バローゾ欧州委員会委員長が、域内金融機関の資本増強策の提案を間近に行うとの報道もユーロ買いを後押しした。
全般的に、リスクオンのセンチメントとなり、ドル売り・円売りが活発となった。中でも、円は独歩安となり、ドル円は久しぶりの77円台。
2011年10月12日(水曜日)
ユーロ圏の動向が優先,円は蚊帳の外
9日の独仏首脳会談で、ユーロ域内銀行の資本増強とユーロ圏の安定策が合意されたことで、市場は一時的にせよ、ある程度の安心感は取り戻せた。一昨日のNYダウが3%近くも上昇したことで、アジアの株式市長も概ね上昇基調にあった。
昨日のアジア時間では、リスク選好のドル売りが優勢であった。ユーロドルは、一昨日の NY 時間に1.37付近まで上昇したが、昨日は、1.3680台で頭打ちとなった。スロバキアが EFSF の議会承認を第一回投票で否決、ユーロの反発を鈍くしたのではないかとみている。
2011年10月11日(火曜日)
独仏首脳会談、ユーロ圏に追い風
9日からベルリンで行われていた独仏首脳会議で、ユーロ域内銀行の資本増強が合意された。今月末までに、ユーロ圏の安定策をまとめる考えが表明された。詳細は、11月3−4日の カンヌで開かれるG20首脳会議にて発表される見込み。
EFSF の規模拡大と機能拡充には、17か国全ての承認が必要で残るスロバキア1国となっている。スロバキアは、本日承認となる見込み。承認後は、ユーロが一旦は買われる場面もありそうだが、売り機会なのかもしれない。
2011年10月7日(金曜日)
ECBの資金供給策が好感される
世界の株式市場が軒並み大幅上昇,背景には、欧州当局による債務危機に対する取り組みが、楽観視されたことにある。バローゾ欧州委員会委員長が「銀行の資本強化に向けた加盟国の協調行動を支援する。」との発言から欧州の銀行株が上昇してきた。
BOE,ECBとも政策金利は、それぞれ0.5%及び1.5%に据え置いた。ECBトリシェ総裁からは、ECBが1年物のファイナンスを実施する。さらに、カバード債の購入を11月に行うとの発言でユーロドルの下値が硬くなる展開。ユーロドルは1.33台→1.32台→1.3450付近までの活発な動きを見せた。
2011年10月6日(木曜日)
マーケット ラップアップー通貨予測
昨日の天候は、まるで初冬のような気温から、今日は暖かくなるらしい。この上げ下げは為替市場を見ているようだ。
ユーロドルは、1.3260まで下げたが、ユーロショートがたまっているようで、このあたりは買い戻しも入る。しかし、1.33の後半は重そうだ。ドル円,ユーロドル、ユーロ円、ドルスイス,ユーロスイス,資源国通貨は本文を参照ください。
2011年10月4日(火曜日)
ギリシャへの不信―リスクオフの円買い優勢
ユーロドルは、1.3390を高値に1.3163付近まで, 約230ポイントもの下落をみた。ギリシャ財務省筋からは、「予算案がトロイカ(EU、ECB、IMF)と合意した」との発表がなされたが、関係筋は、これを否定している。何が本当のことか、状況は不明のままとなっており、ユーロの売りを加速している。
ユーロ円でのユーロ売り円買いが,総じてクロス円での円買いを巻き込み、リスクオフの円買いが、優勢となってきた。
それにしてもクロス円での円高のペースが早すぎる。
2011年10月3日(月曜日)
米経済指標好調,ドルをサポート
週末で四半期末にあたる9月30日発表の米国経済指標は,個人所得を除き、概ね好調でドルをサポートした。ドル円には77円19銭までのドル買いが入り、今朝も77円10銭台の推移となっている。
今週は、多くの経済指標やイベントが控えている。本日は、米国 ISM 製造業景況指数とユーロ圏財務相会談。最大注目点は、7日(金)の米国8月の非農業部門雇用者数にある。8月は予想外の不振(ゼロ)であったことから、5万人程度のプラスが予想されている。大きな円高は避けられそうだ。
2011年9月30日(金曜日)
ドイツ議会, EFSF を承認でユーロの買い一巡
予想通り,ドイツ議会で EFSFの機能拡充法案は賛成523、反対85、棄権3で承認された。ユーロドルは1.3680付近、ユーロ円は104円ミドルまで上昇したが、これで当面の材料が出尽くした。今朝のユーロドルには1.3580台での推移となっている。
ドル円には、期末までに、政府・日銀が円売り介入に入るのではないかとの期待はあった。しかしすでに、余すところは今日1日だけとなった。本日は多くの経済指標発表が控えており、期末の動きに注目している。大きな円高は避けられそうだ。
2011年9月29日(木曜日)
ドイツ議会EFSF の機能拡充法案の採決に注目
市場は、本日行われるドイツ議会における EFSF の機能拡充法案の採決に?
![]()






















